お客様事例
公益社団法人日本ロジスティクスシステム協会 様
業種 ロジスティクスの課題解決と高度化に貢献する団体
企業規模 (会員数)法人会員1,000社超、個人会員約60名
お話を伺った方
JILS総合研究所 マネジャー 青柳 幸一 様
物流やサプライチェーンの効率をよくすることを目指して、幅広く活動している日本ロジスティクスシステム協会様。有益な情報提供や人材育成により、1,000社を超える会員にとってなくてはならない存在となっています。 そうした活動の一環で年4回発行される機関誌について、エデュプレスは長年制作を受託。さらに近年は、学生向けWebサイトの構築~運用、そのプロモーションでお手伝いをさせていただいています。
—貴協会のミッションと、発行している機関誌「ロジスティクスシステム」について教えてください。
青柳様:日本ロジスティクスシステム協会(以下、JILS)はロジスティクス(*1)に関する調査・研究、普及・推進、人材育成などを行っている団体です。ロジスティクスを高度化し、産業の発展や生活の向上に寄与することを目的としています。製造業、物流事業、流通業、情報サービスなど幅広い分野の企業・団体にご入会いただいており、業界を越えた企業交流やネットワークづくりの場にもなっています。
こうした中、JILS会員をはじめとするロジスティクス関係者へ情報提供するツールの1つとして、機関誌「ロジスティクスシステム」を年4回発行しています。
*1 ロジスティクスとは、物資流通の円滑化を実現するため、調達、生産、販売、回収を同期化するとともに、輸送、保管、包装、荷役、流通加工、情報等を総合的にマネジメントする機能のこと。
―長年にわたり機関誌の制作をエデュプレスにご依頼くださっています。その理由は何でしょうか。
青柳様:レイアウト制作~印刷が行えることはもちろんですが、取材・原稿作成も含めワンストップで頼めることが大きいです。特に編集力のレベルが高いと感じています。
機関誌の記事はロジスティクスに取り組む企業の先進事例やJILSの調査・研究結果が中心で、専門的な内容も多いのですが、ロジスティクスや私たちJILSをよく理解した誌面作りをしてもらえることはとても心強く、それが長年制作をお願いしている理由です。
機関誌「ロジスティクスシステム」でエデュプレスがご協力していること
○ 編集(取材・撮影、原稿執筆、原稿整理、校正、進行管理) ○ デザイン制作 ○ 広告取りまとめ ○ 印刷~製本
―現在、学生向けWebサイト「KEEP ON MOVING!」の構築・運用もお任せいただいています。このサイトの目的は何でしょうか。
青柳様:学生(大学生、大学院生、短大生)に向けて、ロジスティクスに関するさまざまな情報を発信するべく、5年前に開設しました。このサイトは、ロジスティクス・物流の重要性や仕事としての魅力を伝えることが一番の目的です。あらゆる企業活動に欠かせないロジスティクス・物流を知っておくことは、どんな業種・職種に就いたとしても必ず役に立ちます。サイトを通じて、この分野を支える人材のすそ野が広がっていくことを期待しています。
―どのような経緯でエデュプレスにWebサイト構築を依頼されたのですか。
青柳様:そもそもは機関誌制作の実績から、エデュプレスさんに「学生向けのロジスティクスガイドブックを制作したい」と相談したのが発端でした。でも、打ち合わせで制作目的や学生に伝えたい想いなどを聞いていただいたところ、単に冊子をつくるだけでなく、学生と企業をつなぐプロジェクト活動としてブランディングし、プロモーションを行うことや、ポータルサイトをつくることなどを提案してくださったのです。
確かに冊子制作の背景にある目的を考えれば、制作したら達成というものではありません。学生にロジスティクス・物流の仕事の魅力を広く継続的に届けていくために、提案されたことにぜひ取り組みたい。そう考え、Webサイト構築をお願いしました。
―貴協会にとって、これまでにない活動になったそうですね。
青柳様:学生に、ロジスティクス・物流が社会に欠かせないインフラであることをわかりやすく伝えるために、最初に「KEEP ON MOVING!」というコンセプトワードを提案してもらったことは大きかったです。「“モノ”がある限り物流は止まらない」という物流の本質と、「ロジスティクスの未来のために動こう」という想いが集約されています。このネーミングによって、私自身も「ただ冊子を作るだけではなく、活動にもっと広がりを持たせるべきだ」と触発され、新たな発想が生まれました。大学生向けの研究発表会や、物流の専門家が講義を行う機会を作るなど、プロジェクトの幅が広がるきっかけになりました。
―これまでの「KEEP ON MOVING!」の活動でうれしい出来事があったとお聞きしました。
青柳様:この活動に参加し、ロジスティクスを学んでくれた学生が、JILSの会員企業に就職し、SCM(*2)部門を希望して配属されたのです。活動の趣旨が学生に伝わっている証ですし、活動の意義も実感することができました。これから企業そして社会で活躍してくれるでしょう。とても楽しみです。
*2 SCM(サプライチェーン・マネジメント)とは、原材料の調達から生産・流通・販売までの一連の流れを最適化する管理手法のこと。
学生に向けた活動でエデュプレスがご協力したこと
○ プロジェクトのブランディング&プロモーション企画 ○「KEEP ON MOVING!」のサイト構築/コンテンツ制作 ○ 学生向けのロジスティクスガイドブック制作
―エデュプレスからのプラスアルファの課題解決策を、どう評価されていますか。
青柳様:エデュプレスさんは単なる制作会社ではないことを認識しました。私たちの想いや行いたい取り組みについて伝えれば、その目的に一番よい手段や進め方を提案してくれます。印刷物制作やWeb制作ができる企業は世の中にいくらでもありますが、プロジェクトのコンセプトイメージやプロモーションまで提案してくれるところはなかなかありません。依頼したことに応えてくれるだけでなく、制作の目的まで深掘りして、別の角度からも有効な手だてを提案していただけることは、とてもありがたいです。
―貴協会の今後の活動についてお聞かせください。
青柳様:物流の効率化、労働力不足への対応、環境負荷の低減など、ロジスティクス・物流の社会課題は山積みです。こうした課題を解決するためのさまざまな活動を、JILSはこれからも行ってまいります。その中では業界内外への情報発信やプロモーションが必要になることも多々出てくることでしょう。そのときにはエデュプレスさんの力も借りながら進めていければと思っています。
Client Profile
会社名 | 公益社団法人日本ロジスティクスシステム協会 |
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住所 | 東京都港区海岸1-15-1 スズエベイディアム3F(本部) |
設立 | 1992年(平成4年)6月10日 |
従業員数 | (会員数)法人会員1082社、個人会員64名(2025年3月3日時点) |
事業概要 | ロジスティクスに関する調査・研究/ロジスティクスシステムの普及・提言活動/体系的な人材教育の実施 など |
URL | https://www1.logistics.or.jp/ |