自社のWebサイトやホームページを運用されている方の中には、どうしたらもっとサイトの効果・成果を上げられるか、日々悩んでいる方も少なくないと思います。自社サイトの現状を確認し改善する、その第一歩となるのがWebサイト分析です。
Webサイト分析とは?
Webサイト分析とは、サイトがその役割を果たせているか、現状の効果・成果を調べることです。成果や効果がいまひとつであれば課題を突き止め、改善策を施し、さらにその効果を検証していく。Webサイトを効果的に活用していくためには、サイト分析が必要不可欠だといいます。
分析には、アクセス数など具体的な数値データを分析する「定量分析」と、アンケートやヒアリングなどで得られる質的な情報を分析する「定性分析」があります。それぞれに良さがあり、両方をバランス良く行うのが理想ですが、まずは客観性の高い定量分析から行うことで、サイトの現状が明確に把握できます。
おすすめ分析ツール「Googleアナリティクス4」
定量的データを取ることができる、代表的なWebサイト分析ツールにGoogle社が提供している「Googleアナリティクス4」(GA4)があります。分析できる指標は多様で、Webサイトの目的により注目する指標は変りますが、例えば次のことなどを調べることができます。
■どんな人がどれだけサイトを訪れたか
サイトへのアクセス回数だけでなく、そのユーザーが初訪問なのかリピーターなのか、性別や年齢、住んでいる地域、使ったデバイスの種類などもわかります。こうしたユーザー情報が得られると、サイトのターゲットを分析しやすくなります。
■どこから訪れたか
ユーザーがどの経路でサイトを訪れたかがわかります。主な経路は、検索エンジン、別サイトに設定したURLやリンク、Webやリスティング広告、SNS。集客に貢献している経路が把握できると、流入を増やすための施策を考えるヒントになります。
■何が目的で訪れたか
サイトを訪れるためにユーザーが検索エンジンに入力したキーワードを調べることができます。キーワード=ユーザーの目的を知ることで、サイトをより魅力あるものに改善していくことが可能です。
■サイト内でどんな行動をしたか
ユーザーがどのページを見たか、どれだけ長く滞在したか、どのページから離脱したかといった閲覧状況がわかります。またクリックやダウンロード、動画再生などのアクションもわかるので、コンテンツ作りやサイト改善の参考にできます。
まずはサイト分析の目的・目標の設定を
GA4は非常に多くのデータを得ることができるため、しっかり計画してから始めないと不要なデータを集めてしまう可能性もあります。ひと口にWebサイトと言っても、コーポレートサイトやマーケティングサイト、ECサイトなど様々なタイプがあり、その役割は多様化しています。ですから、サイト分析を始める前にまずサイトの目的を明確にし、分析の目標を具体的な数値で設定することで、効果的なサイト分析を行うことができます。
初期設定が大切!導入するならプロに相談を
GA4はWebサイト分析に非常に有用、かつ無料で提供されるので導入もしやすいツールです。しかし、導入時の設定には専門知識を要し、さらに使いこなして施策へと活用するためには、仕様やツールの特徴をしっかりと理解する必要があります。その学習には時間もコストもかかりますので、導入やその後の運用にあたっては、まずプロに相談することをおすすめします。
エデュプレスでは、GA4の導入、設定からサイトの目的に応じた最適な計測環境のご提案まで、お客様のニーズに合わせてサポートいたします。
さらに、その分析結果からWebサイトの改善やコンテンツ制作、SEO対策、広告運用まで、サイトの効果を上げる様々なお手伝いもいたします。ぜひお気軽にご相談ください。