【お役立ちコラム】

そのカタログの価格修正、自動化できるかも! カタログの信頼性高める「間違いゼロ」

このところの物価高で、製品価格の改定によるカタログの改訂需要が増えています。ただ、掲載している製品数が多くて価格の差し替えやその確認作業が大きな負担になっている、といったことはないでしょうか。

改訂が大変だから価格は表記しない、あるいは、価格表は別冊にすることで改訂の手間を減らす、という方法もありますが、カタログを見る人の利便性を考えると、やっぱり価格を載せておきたいケースもあるものです。

その作業、自動処理によってラクに、精度高く行えるかもしれません。
そして価格差し替えがラクになれば、年に何度も製品価格を改定せざるを得ない場合でも、印刷部数を減らし、代わりに改訂頻度で高めていつでも最新状態のカタログでお客様にアプローチする、といった展開がしやすくなるかもしれません。

 

必要なのはInDesignデータとExcelデータ

 

印刷データの制作によく使われるDTPアプリケーション、Adobe InDesign。これには効率よく作業するための機能がいろいろ備わっています。その1つが自動化です。例えば、定型のレイアウトにテキストと画像を自動で読み込む、といった「自動組版」は、言葉を聞いたことがある方も多いと思います。

こうした自動化を、エデュプレスでは製品カタログの価格差し替えに取り入れています。

 

これまでのやり方は、①皆さまが商品マスタの製品番号から新価格を検索し、レイアウトに価格の差し替え指示を入れると、②DTPオペレーターがその指示を見ながら手作業で価格を差し替える、というものでした。

カタログに掲載している製品数がそれほど多くなければ、この方法で十分です。けれども製品数が何百、何千とあるカタログでは作業が膨大になります。差し替え後の確認作業も大変です。

これに対して自動化では、InDesignの組版データと商品マスタなどお客様からお預かりしたExcelデータを用意。「ExcelデータからInDesignデータで一致する製品番号を探し出し、対応する価格を新価格に差し替える」というプログラムを書いて、一括処理を行います。

 

「間違いゼロ」でカタログの信頼性高まる

 

自動差し替え処理のメリットは、何と言っても、
・機械的な処理だから、手作業よりも格段に速く行える
・手作業で起こりがちなコピー&ペーストのミスをなくせる
ことです。

ただし表組の形が入り組んでいるなど、自動での差し替えがうまくいかないケースもあるので、自動差し替え後の確認作業まで行うことが大事です。

エデュプレスでは、自動差し替え~確認作業を一貫して行っています。それにより、掲載製品が約1万点あるカタログでも価格の間違いはゼロ。しかも、手作業よりも短い時間で作業が完了しました。

情報が正確であることはカタログの基本。その意味で、間違いゼロのカタログは見る人から高い信頼性が得られると言えます。


ここでご紹介したのは製品価格の自動差し替えですが、ほかにもDTPで同じ処理を何度も繰り返す作業は自動化できる場合があります。

製品カタログの価格表記に重要性を感じている方はもちろん、「この繰り返し作業を自動化できないか」「うちのDTPデータでも自動処理が行えるか見てほしい」といった方も、お気軽に下記の営業担当へご連絡ください。Adobe製品に詳しいプログラマーとともにご相談に対応させていただきます。

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