皆さまはオンデマンド印刷をどんなシーンで活用していますか。「少部数を短納期でつくりたいとき」、あるいは「バリアブル(可変)印刷でターゲットごとに情報を伝えたいとき」かもしれません。
この特徴を活かしつつ、ちょっとした仕組みを組み合わせると、販促の可能性が大きく広がります。DMを例に「オンデマンド印刷+オンライン発注」のマーケティングソリューションをご紹介します。
DMの驚きの閲読率とは?
DM(ダイレクトメール)は閲読率や反応率が高いことをご存知でしょうか。一般社団法人日本ダイレクトメール協会の「DMメディア実態調査2022」によると、
●DM※の閲読率は、本人宛DM 75%、宛名なしDM 58%
●本人宛DMの行動喚起率は19.3%
●20代を中心とした若年層で特に効果が高い(平均の2~3倍)
※DMの定義:封書、ハガキ、情報誌・カタログ、同梱パンフレット
近年はデジタルマーケティングが隆盛ですが、こうした調査結果から今DMは価値が見直され、重要性が上がっていると言われます。
さらに「どこから来たDMかが重要、取引先とそれ以外とでは受取の意向が3倍違う」という分析結果も出ているそう。「取引先から自分宛に届いた」というシチュエーションは大事なポイントだといえそうです。
そんなDMを打つのに、「オンデマンド印刷+オンライン発注」で効果を上げた取り組みをご紹介します。
バリアブル印刷で「One to Oneマーケティング」
ペット用のヘルスチェックキットを販売しているメーカーの事例です。
「飼い主さんにペットのヘルスチェックを促すのに、どんな方法が効果的か」と模索していたメーカー。ヘルスチェックのリーフレットを動物病院に無償提供し、それを動物病院から飼い主さんへDMで発信してもらうことにしました。掛かりつけの動物病院からのDMなら飼い主さんに響くと考えたのです。前述のDM調査結果にあった「どこから来たDMかが重要」という点にかなっています。
そして、そのリーフレットの印刷にはオンデマンド印刷を活用しました。理由はバリアブル印刷をするため。デザインには、各動物病院が飼い主さんに伝えたい情報を自由に載せられるスペースを設けました。
さらにリーフレットを注文する動物病院向けサイトも用意。注文が印刷工場へ直接届く仕組みにすることで、メーカーは自身で注文を取りまとめなくても、リーフレットの印刷・発送から動物病院への納品までラクに、スピーディに行える形を実現しました。
DMをこのような打ち方に変えたことで、飼い主さんから動物病院にヘルスチェックの申し込みが増加。動物病院もメーカーも売上を伸ばすことに成功しました。
オンデマンド印刷の発注~発送までオンラインサービスでラクラク
このように「オンデマンド印刷+オンライン発注」は販促方法の幅を広げ、効果をより高める可能性を秘めています。
ご紹介した事例のワークフローは、エデュプレスの在庫管理&発送サービスを使えば手軽に実現できます。これは在庫管理・発送指示はもちろんのこと、オンデマンド印刷の発注も行えるオンラインサービスシステムです。
システムはエデュプレスの自社開発だからカスタマイズも可能です。「うちの販促業務に使えるか」「同じような仕組みを検討したい」といったご質問・ご相談がございましたら、お気軽におたずねください。