企業、自治体などが行うプロモーション手段の一つに、「コンテスト」があります。
例えば、俳句や川柳、写真や絵、名づけやキャッチコピーといった「作品」を募集し、審査のうえ、受賞者(作品)発表、賞品の授与等を行う手法です。
コンテストの一番の特徴は、一方通行になりがちな広告等と違い、「ユーザー参加型」のプロモーションであることです。
応募者は応募・入選のために自発的に情報を集めたり、行動することになるため、主催者である企業に対して興味・関心を抱きやすい手法といえます。
ただ、コンテストの開催に興味はあっても、「経験やノウハウがない」「大変なイメージがあり、対応できる人手や予算がない」という企業様もいらっしゃるのではないでしょうか?
コンテストは、応募対象者や地域を限定したり、審査方法や賞などの工夫次第でコンパクトに開催することもできます。
さらに近年ではSNSの隆盛によって、開催が比較的容易になっている背景もあり、ユーザー参加型のプロモーションが注目されています。
コンテスト開催の流れ・成功のポイント
コンテストを主催するためには、以下のような工程があります。
①コンセプト、募集要項、企画内容の決定
コンテストの目的/テーマ/募集作品/ターゲット/賞・賞品/審査方法・ 審査基準/応募方法/応募規約/開催期間/お問い合わせ・受付窓口(事務局)/応募作品・受賞作品の取り扱い方、活用方法 など
②告知
特設サイト/SNS/広告/ポスター・チラシ など
③応募作品の受付、管理、お問い合わせ対応
④審査、審査結果の告知、表彰(賞品の授与/発送)
⑤受賞作品の活用
コンテストを成功させるための大切なポイントは、「コンテストを開催する目的をはっきりとさせておくこと」そして、「応募のハードルを下げること」です。
企業や商品のPR、周年事業、キャンペーン、地域貢献など、目的(ゴール)を明確にしておくことで、一貫した軸をもって詳細な内容を決めていくことができます。
また、応募数を確保するためには、ねらいとするターゲット層の「応募しやすさ」を意識することが重要です。
そのターゲット層にとって気軽に挑戦できる作品やテーマ、魅力のある賞品、目につきやすい告知方法、利便性の高い応募方法は何かを検討し、応募のハードルをできる限り低く設定しましょう。
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