全国各地に美味しいラーメン店が存在するが、そのなかでも 『一風堂』が好き、という人は多いのではないだろうか。この 一風堂を経営しているのが、力の源(モト)グループだ。一風堂は1985年に福岡で創業し10年後に東京恵比寿に進出。日本人にとってのソウルフード『ラーメン』を世界のポピュラーフードにしたいという想いから、2008年にNY、2014年にロンドン、そして2016年2月にパリと、今や12カ国・地域に52店を構えている。
代表取締役・清宮俊之氏はいう。「2015年10月に30周年を迎え、ラーメンだけでなく、日本酒やうどん、食育や農業などにまで私たちの領域は広がってきました。それぞれの事業を通して、日本の食と文化の魅力<Japanese Wonder>を世界に伝え、そして世界の良さを日本に採り込んでいきます」。
そんな力の源カンパニーの理念は「変わらないために変わり続ける」。日本でも海外でも、ラーメンでも農業でも、目の前の一人のお客様に喜んでいただけるように、文化や環境や時代に合わせて自らを変化させ続けようとしているという。
「会長の河原は常々 『イノベーションは繰り返しではなく 積み重ねから生まれる』と言っています。一つひとつの事業で生まれる新しい価値を積み重ね、 イノベーションを起こすような挑戦をしていきたい」(清宮氏) 。年間1億人が力の源カンパニーのラーメンを食する時代をつくる、という目標を達成する日は遠くないかもしれない。
マナーやコミュニケーションを会得したら、学んだことを間違えてはいけない、という気持ちになってしまうことがあるかもしれない。間違えないようにすることはもちろん大事。しかし間違いは誰にでもある。そんなときにすぐに対応し、反省し、改める力を身につけるということがマナーやコミュニケーション力の本質である気がする。正直、外食をすると、たまに注文したものと違うものがお店で出てくることがある。しかし良い対応をしてくれると嬉しくなる。一風堂で食事をとった際、こういう体験をし、一風堂がますます好きになった。